2013年6月29日(土)から、東京・サンリオピューロランドではじまったショー、「キキ&ララの星空の旅」。“プロジェクションマッピング”の起用だけでなく、楽曲をDE DE MOUSE、振り付けをホナガヨウコが担当することとなり、大きな話題を呼びました。OTOTOYでは、公開に先駆けて、ショーのプロデューサー、DE DE MOUSE、ホナガヨウコの3者が揃った対談を実現。さらにはDE DE MOUSE作曲のオリジナル・サウンド・トラックのなかからリード曲のフリー・ダウンロードを行い、類を見ないほど多くの人にダウンロードしていただきました。
そして今回は、そのオリジナル・サウンド・トラック全13曲をOTOTOY限定でリリース! DE DE MOUSEが、音質にもこだわり、HQD(24bit / 48kHz)、WAV(16bit / 44.1kHz)、mp3の3タイプを用意してくれました。この3タイプすべてが入っているバージョンだけでなく、自分のたのしみかたに合わせて購入できるよう、3つのパッケージにわかれています。
先日、ライヴ会場限定のミニ・アルバムのリリースとプラネタリウム・ツアーを発表したばかりのDE DE MOUSE最新の楽曲をおたのしみください。
>>DE DE MOUSE×ホナガヨウコの対談はこちら<<
DE DE MOUSE「キキ&ララの星空の旅 サウンドトラック」OTOTOY限定配信!
DE DE MOUSE / キキ&ララの星空の旅 サウンドトラック
song written by DAISUKE ENDO (DE DE MOUSE)
lyrics by DAISUKE ENDO (DE DE MOUSE) / KKO
【配信音質】
HQD(24bit/48kHz) 、WAV(16bit/44.1kHz)、mp3(320kbps/44.1kHz)
>>HQD(24bit/48kHz) とWAV (16bit/44.1kHz)のちがいとは?
【配信価格】※すべてまとめ購入のみ
HQD + WAV+ mp3 ver. / 1,000円
HQD + mp3 ver. / 800円
WAV + mp3 ver. / 800円
【Track List】
01. overture / 02. little twin stars / 03. falling star theme1 / 04. falling star theme2 / 05. journey to starry sky / 06. selfish planet / 07. escape from star / 08. sweety planet / 09. angry planet / 10. star rivers theme / 11. before star festival / 12. star festival / 13. moon ship~little twin stars (reprise)
※HQD音源には制作者の意向として、専用のマスタリング処理をしております。そのため、mp3形式との音量などに違いがでておりますので予めご了承下さい。
サンリオピューロランドの新作ショー「キキ&ララの星空の旅」とは?
6月29日(土)にサンリオピューロランドでスタートした「キキ&ララの星空の旅」は、立体物に映像を投影することにより、特殊な視覚効果をもたらす話題の「プロジェクションマッピング」を使い、キキとララの世界を体感できるステージです。
テーマは「サプライズ」「参加性」「感動」。リトルツインスターズのファンタジックな世界を「プロジェクションマッピング」と多彩な音楽、振り付け、衣装などで表現。通常のプロジェクションマッピングとは異なり、投影された映像にゲスト自らアクションを加えることができる参加シーンがあるなど、見るだけでは終わらない楽しさ、今までとは違う、新しい体験をお届けします。
【概要】上演期間 : 2013年6月29日(土)スタート
上演場所 : サンリオピューロランド 1F 「エンターテイメントホール」
料 金 : パスポートもしくはJOY5(500円)
出 演 : キキ・ララ
【STAFF】
脚本・演出 : よしだたかゆき(studioTED/spin)、KKO
音 楽 : DE DE MOUSE
振 付 : ホナガヨウコ
映 像 : seven shuffles
テクニカルディレクター : 原田貴至(studioTED/ミラクルプロダクツ)
衣 裳 : 本谷智子
>> 「キキ&ララの星空の旅」 Official HP
>> サウンド・トラック付きチケットの販売ページはこちら
いつか再発見するだろう子どもたちに
ショーがスタートした29日、この日も多摩センターには多くの家族連れが降り立ち、そして続々とサンリオピューロランドに入っていく。筆者が5歳に訪れた以来のサンリオピューロランドは、自分でもおどろくほど記憶に残っているようで、ところどころが懐かしく、しかし記憶以上に豪勢でキラキラしている。
早速ショーに向かうと、「もうはじまっちゃうよ!」と言って、お母さんの手を引く少女がいた。
「自分が小さいときに見たものとか聴いたものってそのときは興味ないかもしれないけど、記憶にずっとあって、大きくなってちょっとそれを振り返って見たり聞いたりする瞬間っていうのがあるんですよね。そういう、こんなにすばらしかったんだ、っていう再発見の体験はいっぱいあって。そういうもののひとつになってもらいたいなって思ってました」
対談のときから、DE DE MOUSEのこの言葉が心に残っていて、そのときもふっと思い出した。
小さいころの記憶は、ひっそりと蓄積されていく。それが鮮明に思い出せる人もいれば、まるで夢のなかのように曖昧な人もいるだろう。わたしの場合でいえば後者で、どこかで見た花畑も、アニメも、サーカスも、夢を間違えて自分の記憶にしてしまったかのような気持ちだ。しかしなにかの拍子に親に尋ねると「それは◯◯だよ」と、いとも簡単に現実のものになる。すごく遠くにあるものが、急速に近くにやってきてクリアに見えたとき、ほんの少しだけさみしく、しかしそれがすばらしいものであればあるほど、大きな衝撃をもたらす。わたしも、実際そうやってたくさんの再発見の経験があって、それが気付くといまに繋がっていたりする。
「あの女の子もいつかそんな体験をしてくれるといいな」と思ううちにショーがはじまった。
お願いごとをしていたキキとララのもとに落ちてきた、大きな流れ星。ふたりと衝突してバラバラになってしまった流れ星を、"星祭り" に連れていくために、星空の旅へ出発するキキとララ。そのあいだに起こったトラブルを、"プロジェクションマッピング"によるわたしたちの参加によって解決する場面は、思わず大人でもはしゃいでしまうはずなので、ぜひ体験していただきたい。
クライマックスの "星祭り" の場面でホナガヨウコ振り付けをしたキキとララが踊るダンスは、彼女が対談で話したとおり、少しずつズラしの動きがあって、1度見ただけでは真似できない、しかしだからこそ目を離せない、ホナガヨウコのダンスだった。そしてショーのあいだ、ほぼずっと流れていたDE DE MOUSEの曲たちは、ショーのなかで聴くと、リード曲の「little twin stars」のメロディーが他の曲にも散りばめられ、統一感のあるストレートさを感じた。だが、ショーからはなれて聴くと、彼が彼の世界で思い描いていた、また少し違ったキキララの風景が見えるような、DE DE MOUSEの作品として聴くことができる、すばらしいサウンド・トラックに仕上がっているのだ。
DE DE MOUSEとホナガヨウコの起用は、音楽やファッション、ダンスといったカルチャーに関心が強い若い層に「サンリオピューロランドはこんなにおもしろいことをやっているよ」ということを届けるためだった。しかし、図らずしもこの起用によって、多くの子どもたちに、いつかDE DE MOUSEのような、ホナガヨウコのような、新たな才能が芽吹く種を蒔くことになったのではないだろうか。もしかしたらそのなかの誰かが、わたしたちに新たな驚きをもたらしてくれるかもしれないと思うと、あらためてドキドキするプロジェクトだと思うのだ。(text by 梶山春菜子)
DE DE MOUSE 過去作品
PROFILE
DE DE MOUSE
計算しつくされたメロディと再構築された「歌」や、独特なライブスタイルで、 多くのクリエイターにインスピレーションを与え、国内外の各方面から多くの支持を得ている。
ファッションやアニメ、ゲームなど他ジャンルからの支持も強く、作品、グッズ、イベントに至る全てのプロデュースを手がけると共にファッションブランド等とのコラボレーションワークも数多く行なっている。
FUJI ROCK FESTIVALやTAICOCLUB、RISING SUN ROCK FESTIVALにSonarSound Tokyoなど多くのフェスティバルにも出演、イギリスやフランス、ドイツなど海外遠征も盛んに行っている。
2012年にnot recordsを始動。同年10月にはアートワークのラフから執筆、PVのディレクションまで自身でこなした約2年半ぶり4枚目のオリジナルアルバム「sky was dark」発表。2013年8月16日にライブ会場限定3rdミニアルバム「to milkyway planet」を発売。リリースツアーとして全国4都市にてプラネタリウムライブを開催する。